電子ホログラフィの視野・視域拡大

物体を観察する上で「視野」と「視域」とい・、概念がホログラフィで重要になります。 視野とは物体自身の大きさあるいは物体全体が目に映る角度(視野角)のことをいいます。 一方、視域とは物体を観察することのできる範囲もしくは物体全体を観察できる目の角度(視域角)のことをいいます。 しかし、ホログラフィでは視野・視域共に記録媒体(CGHの場合は出力デバイス)の分解能によって決定されます。 従来の実物を記録する際に用いられる写真乾板は、その分解能が高いため(約0.5〜1.0[μm])視野角・視域角共に30〜40°と広いです。 しかし、CGHの出力デバイスでは現在、写真乾板並みの分解能を実現することが難しく、特に反射型LCD(液晶)のようなSLM(空間光変調器)に至ってはせいぜい約10[μm]程度です。 そのため、視野・視域角が約1.9°程と大変狭く、1cmの物体を観察するのにも約2m離れてみる必要があります。 そこで、本研究室ではLCDを用いて、LCD自身の性能に頼ることなく、再生光学系やCGHデータを工夫することで視野・視域を拡大する手法について研究しています。 現在までに、レンズを用いて物体を空中に飛び出させ、従来よりも近くで観察することを可能としました。
詳細は、視野・視域角拡大に関する研究に掲載しています。


研究結果





視野・視域拡大の研究の一環で、ホログラムの手前に像を表示する方法を提案しました。 詳細は、視野・視域角拡大に関する研究に掲載しています。