研究室で、よく読まれているホログラフィ関係の本を紹介します。この他にも優れた本は多くありますので、徐々に増やして行きたいと思っています。 計算機合成ホログラムを専門に書いてある本は、残念ながら見つけることができませんでした。 ご存知でしたらお知らせ下さい。
入門向け
●大越孝敬、"三次元・鞫恪H学"、産業図書、1972
3次元画像表示を広汎に扱っており、3Dディスプレイの入門として良い本です。
基礎の光学の知識がある人向け。
1991年に朝倉出版から新たな内容を含めて改訂版が出ていますが、ホログラフィの内容が少なくなってしまいました。
●安居院猛、中嶋正之、羽倉弘之、"ステレオグラフィックス&ホログラフィ / ザ3D"、秋葉出版、1985
一般向けの3次元画像表示に関する図書で、読むのに特別な知識は必要ありません。ステレオグラムやホログラフィに関して実例を入れて分かりやすく書かれており、表紙にホログラムが張られているのが印象的です。
ホログラフィ専用書
以下の本はホログラフィに関する専門書で、ホログラフィや計算機合成ホログラフィをこれから勉強しようとする方向けです。 いずれも、読むには光学の基礎知識が必要です。
●大越孝敬、"ホログラフィ"、電子通信学会、1977
●辻内順平、"ホログラフィー"、裳華房、1997
●久保田敏弘、"ホログラフィ入門"、朝倉書店、1995
●松尾優、山根国義、"レーダホログラフィ"、電子通信学会、1980
電波のレーダに関する本ですが、計算機合成ホログラム作成のプログラムを書くには、最も参考になる本です。
サイト
iTunes Uにて電子ホログラフィや計算機合成ホログラムについて説明する動画を公開しています。
計算機合成ホログラフィをこれから勉強する人向けに作成された動画なので、光学に関する基礎知識がない方でも視聴できます。